ゆるいおたくのひとりごと。

感想とか感想とか。ネタバレ注意。

ドリフェス!を離れていたおたくが武道館へ行った話

 ご無沙汰しています。
 いや、いくつも書きたい感想はあったんですけど全部下書きに眠ったままこんなに経ってしまいました。生きています。


 今回は下書で終わらせたくなかったので最後まで頑張ります。内容はタイトルの通りです。
 今年の、まだ寒い季節だったでしょうか。ドリフェス!というコンテンツの終わりが発表されました。正直途中で追うのをやめてしまって、ゲームもたまに欲しいカードがあればガチャ回す、くらいのレベル。それでも終わってしまうのはなんだか寂しくて、最初の頃は結構課金してたのでそれはちょっとショックという感じでした。
 そもそもプレイのきっかけというのは、みぞたくが参加すると聞いたから。あとアミューズに弱いので他のメンバーは知らないけどみんなアミューズの子だよって言われたらそれはやるしか???ないのでは???とサービス開始前からわくわくしていました。いざサービス開始したとき、とりあえずモデルいまいちじゃない……?あとやっぱり声優としては皆ちょっとまだ……ってところが。ただキャラクターは可愛かったので続行。とりあえず推しはみぞたくだからというだけの理由で慎くん。あと曲は普通によかった。つい日頃口ずさんでしまう。その頃もう息をするように課金してた。
 でも、やった!このカードでた!とかこの衣装好き!とか共有できる人がいなかったんです。何故なら、こういうイケメン系のゲームをすぐやりそうな友人たち……リアルでもTwitterでも……その友人たちは、誰もやってなかった!!!なんで?!?!なんで?!?!それこそメンバーによるドリカ配布とか全国行脚とかめちゃくちゃ行きたかった。めちゃくちゃめちゃくちゃ行きたかった。仕事だった。あと地元からは遠い。悔しかった。ただ、そのために有給使うまではまだ……。まあ好きなら、行きたきゃ休めよって言うじゃないですか。でもあれ土日休めない仕事だとそんな簡単なことじゃないんですよね。そのために転職するのだって遠いからって引っ越すのだって簡単なことじゃない。私はこれでもまだ良い方だと思うんですけどね。2ヶ月か3ヶ月に一回とかなら土日休めるんですけど、ドリカ配布とかそんな何ヵ月も前から発表されてなかったと思うんですよ。あと推しが多いので他の人のイベントとかで希望休取ってる月もあってなかなかタイミングが合わなかった。今でもMCとかで「ぜんぜん人が集まらなくて……」とか聞くと悔しくて涙が出る。そうこうしているうちにどうにか同士を見つけたけれど、でも私の友達でド!好きは彼女だけ。人気無いの?!大丈夫?!なんて不安になりながらも私たちが頑張って課金すればCGモデルも彼らの活動も、いい方向に向かうんじゃないかってちょっとだけ予算を増やしました。ちょっとだけだけど。
 そんななかで新キャラとして現れたKUROFUNE……えっ戸谷公人じゃん……茶の間ですけど好きなんです。しかも一人称僕のちょっと気障なキャラクター、最高では?即効推し変、というかここで本当の推しに出会った感じ。その後CDでたり(めっちゃ予約した)筐体でたり(プリパラ勢だったのでーデのトップスボトムス分けられないのが気にくわなくて多くはやらなかったけど)そこそこ私のなかでは盛り上がりましたがいかんせん私の周囲では盛り上がっていない。


 そこで訪れた2016年のハンサム、私が行った回だけかもしれないけれど、富田健太郎のブロマイドが売り切れてた。あれ、これは。これはもしかして。周りを見渡すと、ちょこちょこド!のグッズを付けてる子がいる。これはもしかして。ライブが始まって、ド!のターンが始まるとまた盛り上がる会場。あれ、皆ド!大好きじゃん?!私だけじゃなかった!!KUROFUNEも出てきた、メンバーにいないはずの株ちゃんもゲストで出てきた、最高。泣いた。この日私は☆公人☆うちわは持ってたんですが♥️圭吾♥️即位して♥️ってうちわも作れば良かったと後悔。

 でもここで「みんなドリフェス!大好きじゃん!!」って思ったことによって一度気持ちが落ち着いてしまうんですね……よくあるじゃないですか、好きだったけど人気がでたら読まなくなる漫画とか……私が金を落とさなくても大丈夫だって思ってしまって、少しお休みしてしまうんですよ。ちょくちょくログインしたり新曲チェックしたりアニメ見たりはしましたけど、「私はファンです」と名乗れるような動きはしてこなかった。ゲームやってます、アニメ見てます、くらいのひと。それが1年くらい続きました。

 そんななかで発表されたコンテンツの終了と、武道館。正直私には武道館に行く資格なんてないし周りのオタクに勝てる気がしなくてあまり前向きではありませんでした。それでも唯一のド!友(笑)が迷わず「行こう」って言ってくれたので。その場のテンションだったかもしれない。それでも私はまだ彼らが好きだったのでチケットに応募しました。そして落選、落選、落選。ようやく一番最後の先行で友達の申し込んだ分でチケットが取れた。私名義は最速、アミュモバ、サイト?ランティス先行?とりあえず全滅でした!!!!正直武道館なら取れるだろとか思ってた!!!!ぶっちゃけなめてた!!!!!ねえ私の周りにド!のオタクマジでいないんだけどみんな何処にいたの?!?!

 涙のマイルーム(アプリ)との別れを経て、またアニメを見返して曲を聞いて、迎えた武道館。そもそも武道館なんてはじめて!しかも初めてのド!だけの現場、なにを持っていけば良いのかなにを着ていけばいいのか分からない!初期しかグッズを集めていなかったので痛バも作れない!とりあえず私の推しは風間圭吾なので、圭吾のプリンセス👸になろうとエレガントさを求めました。ちょっと高そうに見えるようなワンピース笑。ただアウターや小物が黒でネイルも黒と金なので誰のオタクか分からない感じになってしまったかな。とりあえずKUROFUNEのオタクってことはわかる!そんな感じ。
 皆痛バ持って楽しそうだった。私もグッズかき集めたり買い直したりして作ればよかったかな。皆おしゃれして、好きな人の鞄を持ってうちわを持ってサイリウムを持って、楽しそうだった。きらきらしてた。

 最後の先行で取れたチケットなので期待してなかったのですが、ちょっと見切れ席だったけど思ったより見やすくて良かったです。
 照明が落ちて音楽が流れて、メンバーが現れた瞬間の高揚は何物にも代えがたいものですね。推しが歌い出したときには悲鳴を上げながら顔を隠してしまったんですけど見られてる恥ずかしいとかじゃないです、その輝きをババアが直視できなかっただけだ。大好きな曲が聞けて嬉しかったり、ああそう、きっと同様のオタク多いと思うんですけどヴァンパイアロードの片ピアスって最高じゃないですか?あれの本物見られるんですよ、最高じゃないですか?踊る度に片耳できらりとピアスが揺れる姿に幸福を感じました。生きててよかった。この曲めちゃくちゃプレイしたなあと懐かしんだり本編思い出してグッと来たり、ドリフェス!オタクとしては茶の間野郎で本当にダメダメだったけれどやっぱりDearDreamが、KUROFUNEが好きだなって、ずっと楽しくてこれが最後だなんて全然思わなかった。ソロ曲も大好きで。特に「RING」が好きなんですけど、それは推しだからって理由だけではなくて初めて聞いたときにハッとさせられたからなんです。「時が止まって欲しいだなんて ねえ、言わないでよ」のあたりの歌詞です。彼らに対して終わらないで欲しい、このままでいて欲しい、時が、止まって欲しいと思わなかったなんて言い切れなかったんです。むしろ正直思っていました。時が止まれば良いって。でも彼らの夢は、道は、この先に続いていくんですよね。3次元の彼らは勿論ですけど2次元の彼らも、私たちの見てないところできっとずっとずっと続いていく。だからきっと私たちはそんなことを言っちゃいけないんだなって。これから先に進む彼らを応援していかなければって。そう気づいた瞬間の気持ちを思い出して号泣した気持ちの悪いオタクは私です。
 そんなこんなですが大体本編は楽しく終わったのに、アンコールで奏くんが「明日からも元気で頑張れるように」みたいなことを言うから……とりあえず泣く……明日も仕事だけど奏くんがどこかで笑っているなら私も頑張る……。奏くんって年取るごとに好きになっていくキャラクターなんですけど私だけでしょうか……?奏くんを見て涙する時は疲れてるんだなって時……。
 一人一人の最後のMCに関してはモデルプレスさんが全文載っけてくれてるので全世界の人間はこれを読んでください。そして円盤を買ってください。一緒に行った友人は「頑張っている若者って尊い」って泣いていました。とりあえず推しが泣いてるの見るとすぐ泣いちゃうんですけど、郁くんの時がもうやばかった。郁くんってこの作品で知ったんですけどデビュー作だったみたいでそりゃあ知らなかったわけだよって思ってて。凄いコメントとかもちづみがあるな~って思ってたんですがハンサムの「ハートは僕が掴みます!」って言葉で射ぬかれたね。こいつはすげえなと。ファンが欲しい言葉、というか喜ぶ言葉をくれる天才だなと私は正木郁をベタ褒めしてたんですけど、そんな郁くんが泣いてるんですよ。そりゃあ泣くでしょ。泣きながら「みんなが想ってくれる限り終わらないんだよ、みんなドリフェス好きじゃん!」って言われたら「好き!!!!!!!」って号泣するでしょ。すごいよ、私たちが好きだったらその作品は不滅なんだって、終わらないんだって。それって凄いことだね。ってずっと泣いてた。
 もうみんなのコメント全部泣いてたんだけどね、やっぱり壮馬くんね。始まった頃は若い子だな~!って思ってたんですけど、なんか知らないうちに凄く立派なセンターになってた。本物の主人公だよ。多分皆が言ってるけど、このドリフェスという作品を「勝ちです!」と言いきったことは凄いというか、言葉に言い表すことは難しいのだけれど良かったと思った。勝ちでした。少ないファンから始まって、たった三年で日本武道館まで来られたことは本当に凄いと思います。一度離れた私は一緒に頑張ってきた!なんて言えないと思っていたけれど、途中で離れた人たちも途中から好きになってくれた人たちもみんなの思いの積み重ねだって考えてくれたんです。ファン少ないのかなって不安になりながらもとりあえず課金しよって頑張った思いも、一度離れて全然金落とせてなくてファン失格だけど好きだからってここまで来ちゃった今の私もの思いも、無駄じゃなかったんですって。自己満足だけど、そう言って貰えると嬉しかったです。今日この場ではファンだって誇って良いんですって!!なんだかなんと言えば良いのか分からなってきましたが、あの頃好きだった私もいまここにいる私もファンなんだって呼んでくれたようで嬉しかったです。



 一丁前のファン(壮馬くん曰くちゃんとファンらしいです!)みたいに泣いて笑って「ありがとう」って力一杯叫んできました。正直、後悔はある。なんでもっと現場いかなかったんだろうとかなんであの頃お休みしちゃったんだろうとかなんでもっとグッズ買っておかなかったんだろうとか、それはもう数えきれないほどあります。でも、この日武道館に来たことに後悔はありません。来てよかった。彼らをここまで連れてきてくれたファンの皆様ありがとうございます。そして私もその1%、いや0.1%、いやいや0.0000001%でもその力になれていたのなら、嬉しいなと思います。
 そして何より、ドリフェス!という作品に出会えて好きになって本当に良かった。メンバーひとりひとりがそのキャラクターを本当に愛してくれて、キャラクターひとりひとりが大好きでメンバーひとりひとりが大好きでもう目が足りなかったし腕も足りなかった。幸せでした。そしてこの幸せは私たちが彼らを愛している限りずっとずっと続いていくんですよね。わかる、15年くらい前の作品とか今も大好きだったりする。これからも彼らの姿に、彼らの曲に元気づけられていくんだな。


 Twitterも終わってしまいましたが、またねって言ってくれたから。また会えるよね、待ってるよ。


 そしてこんな自分語りを読んでくださった皆様、まだ間に合います円盤を予約しましょう。だって私たちが彼らを愛している限りド!は終わらないんですから。