ゆるいおたくのひとりごと。

感想とか感想とか。ネタバレ注意。

舞台 メサイア―悠久乃刻―

舞台メサイア観劇してまいりました。

いつものごとく抽象的な感想とネタバレしかないので苦手な方はバックでお願い致します。

 有賀と加々美のオタクです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前の記事にも書いたのですが、松田凌が好きでメサイアを見始めた私なのに本気でハマったのは第2世代からでした。というか第2世代っていうようになったんだね…。iPadかよ……。もう新人じゃないんだもんね……。

 

私は護と淮斗と、有賀と加々美がそこにいるだけで幸せだった。

 

ただ暁を越え、もうそこに留まっていることができなくなった。加々美クラスタが恐れていた卒業ミッションです。

前作暁乃刻でようやく間宮の代わりなんかじゃなくて、加々美いつきとして求めているとわかって、分かり合えて本当のメサイア、自分の唯一人の救い人として歩み始めた2人でした。なので!!!冒頭からもう「有賀」「加々美」ではなく「涼」「いつき」と名前で呼び合っている姿を見てアッ、アッ、🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏😭😭😭😭😭と、もう言葉にならない悲鳴です。間宮のこともあり心を通わせるのが遅かった分その感動もひとしおというわけです。

そして早々に起こる問題、卒業するにはチップを取り除く必要があるが取り除くと記憶を失うかも、と。うんうんそれあらすじで見た。またそういうね。記憶喪失ネタとかオタク大好きでしょ。足元見られてるね。そうだよ好きだよ!!!!!

 

時系列通り行くといつまでかかるかわからないのでごっちゃで行きます。

いつきが記憶を失うかも、と聞いて少し驚きながらも反対はしない有賀に俺が涼のこと忘れてもいいのか?!と怒るいつきに可愛いかよ〜〜〜と思いつつふと感じたのですが、失礼ですが個人的に杉江大志の声はそんな好き!!ではなくて。井澤の声はめっちゃすき。しかし、こういった悩んで弱って怒って、不安定な場面の少し掠れた叫び声めっっっっっっっちゃ好き。

 

少し戻りますが、第3世代っていうのかな?新人メサイアに加入する新キャラの山本一慶。あ、雛森千寿。5年間眠っていたって……黒子ちゃんと同期らしいけど、5年前って結構最近だよね……?鋭利たちが入ってくる前なのかな?それとも鋭利たちは雛森のことを知ってるのかな???今後どう描かれるのか期待しております。それにしても軽口叩きながら先輩風吹かせて……実際強いし……一嶋と何があったの……なんというか、こんなの好きにならないわけ無いじゃん?????って感じのキャラでした。あととにかく顔が良い。知ってたけど。個人的にはこういうタイプの山本一慶見たことなかったのですが、どうなのでしょう?とりあえず沼の香りがする新キャラです。

あと思った通りゆぎこた、万夜様の二人がメサイアになりましたね。

 

同じく新キャラでいうとスーク。宮城くん実物のほうがイケメンだね!?サリュートが物腰柔らかな話し方をするのに対し、結構生意気系。話し方だけ見るとサリュートのほうが育ち良さそうなのにスークが坊っちゃんサリュートが罪人の息子とな。この二人が組むようなので新人メサイア達にとっては三栖と周ようなポジションになるのでしょうか。 

サリュートが敵味方より損得を取るようなのでチャーチの手助けをすると自分たちも有利になる状況なら迷わず手助けをする、その感じ嫌いじゃないです。あとなんだかんだ加々美のこと待っててくれるのも嫌いじゃないです。有賀VSサリュートが大好きなので有賀たまに帰ってきてサリュートとやりあってくれねえかな、と思っております。

 

あとてっちゃんたち。なんかよく「てっちゃん!!」って呼ばれてたから相方くんの名前うろ覚えでした……申し訳ございません……。ハッキングとかできる、戦える、となかなかにスペックが高い。ぜひチャーチに!と思いましたが。ただ今後も何か手伝ってくれないかなと期待しております。情報屋的な。

 

 

そして生きてたのかハーフアップクズおじ。いやポニーテールクズおじ。

 操られることに怯える加々美を引き寄せ、庇うように捌ける有賀かっこいい。

 

案の定操られた加々美に向かっていく有賀。しんどいです。ただ今回は自我がある状態で操られているのでどっちもしんどいです。加々美を撃てなかったことでいつからこんなに弱くなった、と言っていた暁。ババア達は「そんなことないよ!!!」と泣き叫びましたね。それを自分でも分かったんですね。弱くなったから撃てなかったのではなくて、強くなったからだと。そして今回は強くなったから撃たなかった。

でも加々美は撃ってしまう。今まで有賀が抱きとめる側だったので抱えられる有賀はレアですね。間宮の願いを有賀が望んで、加々美と2人で叶えようとしているんですね。そういうふうに昇華したか有賀は。尊い

そこで現れるか!!!!ハングドマン!!!!!

村田充さんが好きなのでハングドマンは登場時からめっちゃ好きだったのですが。まさか第三の闇だったとは……第三の闇ってサードニグマって言うんですね。かっこいいですね。

そして有賀と幼馴染だったとは。

 

 

ゆぎこたと万夜様の話をします。

一見一番まともそうな小太郎が万夜様をあんなに嫌うのは命を軽んじるから、命の大切さをわかっていないから。でも命は大切だから、万夜様は嫌いだけど死んで欲しくはない。大切な命だから。神は残酷で何もしてくれないけれど、ただ願いが叶うなら御神体を生き返らせてほしい。そしてこの手で殺したい。

この矛盾が堪らないですね!!!!まだ御神体=万夜様とは知らないようですが……果たしてその真実を知った時どうするのか。真実を知ってもなおメサイアでいられるのか。とっても楽しみです。

万夜様は暁から死にたがっていた、ということが匂わせられていましたね。御神体を殺したいという小太郎に望みは一緒か、と笑う万世様が切ない。でも御神体を生き返らせたいと聞いてパッと顔を上げたところは……なんというか……語彙力が欲しい……。ようやく死ねるかと思った時、「僕は小太郎に殺されたいんだ」。あんなふうに取り乱した万夜様は初めてだったし死にたいと、死ねば小太郎のメサイアも代わるしちょうど良いと言いながら死ぬのは嫌だ、小太郎に殺されたいという。なんと面倒くさいやつか。

彼らがメサイアになるためには真実を知らなければならないんだろう。真実を知った上で共に生きることができるのか。たのしい。凄く楽しい。どんな道を選ぶのか、どんな道を歩むのか知りたい。だからこそメサイアはやめられない。

 

雛森と小暮の話をします。

雛森はまだちょっと謎が多すぎてとりあえず顔がいいしオタクの好きそうなキャラしてるしでもう嫌いな人なんていないのでは?って思ってます。特にエンディングの!!倒れた敵にぱぁん、って言ってるのめっちゃ最高でした。あれ手で撃ったふり?それともデコピン的な?ちょっと口パクでぱぁんっていってるのが最高すぎてよく見てなかったから誰か教えてほしい。

小暮は。一嶋さんとなにかあるのは分かってたけど。子供ではないのか。命はおもちゃじゃない、代わりはいくらでもいる……。クローンとか……なーんて……。気になるからはよ次回作を……。

 

 

 

 

 

 

 

 本題に戻ります。

そうそう、冒頭のシーンで有賀が北方の言葉で言っていたのはバベルの塔の話だったんですね。一回目の観劇の時文字がセットで見切れて+後ろのいつきくんばっかりみてて全然わかりませんでした笑

有賀の姿を見てホッとしたように歩み寄る加々美を撃ったところは何回見ても「はぁ〜〜〜〜〜????ちょっと表出ろお前」

 ってなりますが……あれ……もしかして私加々美のモンペ……????とにかく、チャーチでのことを忘れた有賀……間宮のことも……。それにしても元々の有賀ってあんな感じなんですね……。ハングドマンとのやり取り可愛かったです。あのトーンが変わらないギャグパート好きすぎる。

「俺は記憶を失ってたんだろ」

「そうだ」

「俺はどんなふうに生きてた?」

「相変わらず人を殺していた。俺も殺されかけた。」

「マジか」

「マジだ」

マジかーっての可愛い。

「詳しく話そうか?」

「いやいい」

「なんで?」

このなんで?めっちゃ可愛い。

その後全く同じこと聞いてくる有賀への反応もまたいいって言われて「なんでなんで???」ってなるところも可愛い。

ハングドマン、いやシンはサードニグマの暗殺者有賀涼の親友であり道標であり絆を紡ぐものだったんだね。記憶を取り戻した親友とまたともに歩き出せるシンと、記憶を失った自分のメサイアと対峙し無くてはならない加々美。あらすじを見た限りだと加々美が記憶を失ってどうの、って話だと思っていたのですが有賀お前がか!!完全にしてやられた感じです。

加々美がバイオリンを持ってきたところで胸がいっぱいでちょっと休憩が欲しかったです。心の。

 

「人が死ぬって大変なことなんだ!!!お前が一番わかってるだろ!!!」ってセリフが堪らない。

分かってるよ。ずっと観てきた私達も分かってる。一人死ぬだけでこんなにも心を変えられた人がいる。ただここで動揺を見せる有賀にちょっと悔しいなと思う。加々美がバイオリンを練習してたのも辛い。分かってたけど、間宮星廉という存在があったからこそこの二人はメサイアとして成立しているのだと改めて突き付けられた気がしました。

 記憶を取り戻すのも自分が間宮に誓いいつきと叶えると決めた夢がきっかけでしたね。やっぱりそこにもいるのか間宮星廉。素敵なことだけれど加々美推しとしては悔しい。

 

何度も何度も「お前は誰だ」と問うて、何度も「サードニグマの有賀涼だ」といわれても。「違う!お前は俺のメサイアだ!!」と諦めなかったのは加々美いつきだけだよ。有賀と向き合って撃ち合っても有賀涼を信じて自分が目覚めさせるのだと粘ったのは他でもない加々美いつきだよ。二度と忘れるなよ有賀。

 

 

ハングドマン、いやシンの「俺は自分を曲げられない」、って泣きじゃくるシーンがとても好きでした。目指す方向を間違えてしまっただけでとてもまっすぐな人なんだろうな。中の人フィルターもありますが、どうも嫌いになれない愛しいキャラでした。

ハングドマンを撃つときに二人で鉄の掟を読んでいましたが、前回の護が一人で読んでいた事を考えるととても幸せなことだと思いました。あと護を通せばネクロマンサーの中の悠里が手を貸してくれるの胸熱です。

 

 

有賀か加々美が目覚めるのを待たずに旅立つのは、覚えていようがいまいが自分達ならまたメサイアとして歩き出せると言う自信の現れでしょうか。サクラ衣装めっちゃくちゃかっこいいです。でもやっぱり一人で卒業していくのって寂しい。

任務中に敵に囲まれる有賀、そこに現れる人影。ここで!!!!今度は有賀から「お前は誰だ」なんですね?!?!?!最高です!!!!!

「加々美いつき……お前のメサイアだ」

そう返されたときのあの有賀の嬉しそうな顔といったら!!!にやけたというかほっとしたというか。加々美に対してはそんな顔も見せるんですね。加々美のサクラ衣装は鋼意識かしら?片方だけサイドの髪を耳にかけているの最高すぎてもうご馳走さまでした!!!!!って叫びそうになりました。いや、初見は静かに目を見開いて「尊い……」と手を合わせていました。

 

ここも暁との比較となりますが、暁では護が背中の淮斗と拳を合わせたのに対し有賀と加々美は向かい合って拳を合わせているのがグッと来ました。護の見えない自分のメサイアと拳を合わせる姿は素敵だったけれど本当に辛くて。有賀にはちゃんとメサイアがいて、向かい合えて、拳を合わせられる。それがいかに幸せなことか、と考えると涙が止まりませんでした。有賀の人生って首を傾げたくなるくらいにハードモードだったし、これからも命をかけて任務に挑むサクラだということには代わりはないけれど、いつきが一緒に歩いていてくれるんだという最高のハッピーエンドだったと思います。

 

珀と鋭利は俺が生きていればあいつも生きている、だっだし護と淮斗は見えなくてもいつも隣りにいる、だったけれど涼といつきは間宮が見た夢を二人で叶えに行く、なんだなぁと思いました。言葉にすると難しいですが。

 争いのない世界を作るため、僕らは悠久の刻の中で出会った。悠久乃刻ってそういうことだったのね。

 

つまり加々美推しだけど有賀に幸せになってほしいと泣いていたオタクは無事に成仏したし、加々美いつきを好きになって本当に良かったと思ったよって話。でもメサイアのオタクは死なない。新人たちが織り成す新たなメサイアが始まるから!!!!

 

 

加々美いつきのオタクはこれで区切りがついたけれど公演を見終わった一言は「これからも通う」でした。